Webサイト作成における見出しの重要性

見出しにキーワードを含めるとSEO効果が高まるというのはWeb制作者なら誰もが知っている周知の事実です。しかしSEOにだけとらわれて利用者に伝わないWebサイトになっていませんか?

数字が語る「見出しの重要性はSEO効果だけではない」

知り合いからWebサイトの直帰率が高いのでなんとかしたいと相談を受けました。早速Webサイトを調査してみて色々原因と思われる箇所を発見しました。調査ついでにサイトの内容が興味のあることだったので、ついつい読み入ってしまいました。しかし全体的に文字量が多すぎて欲しい情報を探すのに一苦労するサイトでした。興味があるのに情報が見つけにくいというのは直帰率を誘発させる原因の1つです。原因はそれだけではありませんが、まず最初に改善すべきポイントに思えました。

SEOを意識しすぎた落とし穴

どうしてそうなったか?答えは単純です。要所要所に見出しはありましたが、その大半が専門性の高いもので利用者にわかりにくいことが簡単に推測できました。運営側は日常的に使っている言葉でも利用側はそうではないこともあります。知り合いは業界歴が長いので専門性のある言葉に違和感を覚えなかったようです。運営側にとっては重要なキーワードなのかもしれませんが、利用者は専門家ではないので、サービスを利用したときのことが想像できないのです。キーワードを見出しに絡めたいのはわかりますが、利用シーンを想像させる見出しでなければ利用者は次のアクションを起こしてくれません。

インデックスページに詰め込みすぎた情報

もう1つの直帰率誘発の原因はインデックスページに情報を詰め込みすぎているということです。インデックスページを読むとあらましのことがわかりましたので、他のページの遷移する必要が無くなったのです。営業トークで小さなイエスを引き出し、サービスの理解を深めてもらうという手法があるのですが、Webサイトにおけるそれは「クリックやタップ」だと思っています。もっと知りたいと思わなければ、次のアクションを起こさないわけですから、インデックスページだけでお腹いっぱいになってしまったのが敗因だと推測できます。

昔お世話になった会社の社長がSEOは末端のページに施すべきであってインデックスページはユーザビリティーを優先すべきだと言う持論を説かれたことがありました。当時それではあまいのでは?と思っていましたが、今は理解できる考えです。数字がそう語っていますしね!