SEOやリスティングのコンバージョン設定に必要な数式

何事もそうなのですが目標をもって物事に取り組むのとそうでは無いのとでは成果が違います。それはWebサイトでも同じです。大半のWebサイトの目標はコンバージョン獲得になりますが、ただ単にコンバージョンを設定するだけでは、道筋がなかなか見えてこないと思いますので、数値化してより具体性をもたせます。

1件のコンバージョンを獲得するために必要な表示回数

コンテンツの質もそうですが、コンバージョンを獲得するためにはアクセス数が必要です。コンバージョン率が1%だとすれば単純に100件のアクセスが必要です。では100件のアクセスを得るために必要な表示回数をご存知ですか?

必要表示数を求める数式は

コンバージョン÷コンバージョン率÷クリック率=必要表示数になります。

クリック率は掲載順位やサイトの性質により異なります。平均化しにくい数値ですので、掲載順位が1位〜3位で12%のクリック率と仮定し必要表示回数を計算します。上記の数式に実数値を割り当てると

1÷1%÷12%=833.333

1つのコンバージョン獲得のために約833回の表示回数が必要になります。

ということは掲載順位が1位〜3位であっても約833回の露出がなければコンバージョン獲得にはいたらないということになります。 掲載順位が低ければクリック率が下がりますのでさらに多くの露出が必要になります。

こうやって色んな数値を見える化すればとるべき施策が見えてきます。

リスティングは自然検索よりクリック率が下がる

リスティングの場合は自然検索よりクリック率がさがりますので3%で設定してみます。

1÷1%÷3%=3333.333

1つのコンバージョン獲得のために約3333回の表示回数が必要になります。

コンバージョン設定に必要な数式まとめ

必要表示数を求める数式

コンバージョン÷コンバージョン率÷クリック率=必要表示数

コンバージョンに必要なアクセス数を求める数式

コンバージョン÷コンバージョン率×100=必要アクセス数

おまけ

顧客獲得単価を求める数式

クリック単価÷コンバージョン率=顧客獲得単価

最大クリック単価を求める数式

顧客獲得単価×コンバージョン率=最大クリック単価