Macのフォントは奇麗けどWindowsのフォントは・・・
MacでWebサイトを作成するときに、注意しなくてはならない点があります。MacとWindowsの表示の違いです。Macはデバイスフォントを奇麗に表示できますので、殆どのテキストをデバイスフォント想定でデザインしても大きくデザイン性を損なうことはありません。
しかしWindowsはデバイスフォントを奇麗に表示することができませんので、殆どのテキストをデバイスフォント想定でデザインすると大きくデザイン性を損なう可能性があります。新しいWindowsはいくらかマシですがMacに比べるとまだまだ雲泥の差があります。それはWebフォントを使う場合も同じです。
Web制作者の宿敵IE
Windowsで一番厄介なのはWindowsの主要ブラウザであるInternetExplorer(以下IE)です。IEは他のブラウザと違いバージョンアップする毎にバージョンが増えます。(※厳密には上書きです)SafariもChromeもFirefoxもIE以外の主要なブラウザは最新版に上書きされて行きますがIEは増えます。(※厳密には上書きです)そして正しくコーディングされていてもIEでは正しく表示されないなんてことも日常的にあるのが腹立たしいところです。そのような理由でIE8以下に対応する場合は入念なチェックが必要です。
もしIEが普及していなければWebの新しい技術の普及はもっと加速していたはずです。海外のオンラインストアでIE7以下を使う人はIE税みたいなことをやっているサイトもあったぐらいです。そしてMacにはIEがインストールできませんのでIEの表示確認を行うにはバーチャルPCなどを使用しなくてはなりません。ちなみに無料で環境を作成することは可能です。
iOSを含むMacOSがWindowsOSの出荷数を超えたらしいのですが、まだまだWindowsのシェアは圧倒的です。MacでWebサイトを作成するということはその圧倒的なシェアを誇るWindowsのチェックが手間になるということです。いずれ逆転することがあるかも知れませんがそのことを念頭に置きWeb作成に取り組みましょう。