売れるプレゼン力

先日「売れるスマホサイトの作り方」的なセミナーにいってまいりました。講義のメインはCMSの販売で売れるスマホサイトの作り方のについては

  • ファーストビューでのアプローチ
  • 親指の届く範囲を考慮したナビゲーション設計

といったところでしたが、とても考えられていたプレゼンでプレゼンの構成に惹かれました。題目通り「売れるスマホサイトの作り方」的な内容ならそれはそれで参考にしようと思っていましたが プレゼンを聞けたことと、その場に居れて場の空気が見れたことが大きな収穫でした。

データで危機感をあおりスマホサイトの必要性をアピール

総務省や各種調査の抜粋資料を用意し、数字でスマホサイトの必要性をアピールしていました。データ的には少し古いデータでしたが、それに推測を織り交ぜスマホサイトの必要性を煽っていたのが効果的思えました。メッセージ的には 「ユーザーが求めているのになぜ対応しない?」的なものです。非常に刺さる伝わりやすいメッセージです。 少し強引な煽りもありましたが、それは実績紹介によって些細なことになっていきます。

事例と改善で裏付けをする

データで危機感をあおった後は制作事例と成功例を間髪入れずに紹介し来場者のハートをわしづかみです。この辺りからちょいちょい商品のアピールもはじまります。事例の紹介でうまいなぁ〜と思ったのは、ただ成功している例を紹介するのではなくサイトの目的毎の成功例を紹介していたことです。偏った成功例ですと来場者が自分に置き換えれる確率が下がります。ホームページの成功例は大きく分けると

  • 問合せ増加
  • 店舗誘導数アップ
  • ブランドイメージアップ
  • 販売数アップ

といったところでしょうか?それぞれの事例を紹介していましたので大半の方が自分に置き換えてイメージできたかと思います。 大変に参考になりました。あと来場者のリテラシーをくすぐるようなワードも節々にもりこまれていました。 企業規模やニーズによって様々な対応ができるとアプローチもさりげなく入っていました。

競合との比較

次に行ったのは競合との比較です。ここでの競合との比較とは同様のサービスではなくスマホサイトを作成する制作技術と自社サービスの比較です。 レスポンシブデザインやオリジナルのCMSなど今主流の技術との比較です。自社のサービスの弱みをマーケティングの正論でカバーしていました。ここの意見についてはWeb制作者である僕とも見解は一致しておりました。Webサイトは広告媒体としてもっとマーケティング要素をとりいれ活用すべきだと いうことです。

動画で視覚的にアプローチ

競合との比較のあとはプロジェクタで視覚的にアプローチ。CMSの操作法等を動画で流し手軽さをアピールすると同時によりイメージしやすく落とし込みます。

製品紹介

そして最後にガッツリ製品紹介をしていました。多少強引なところや技術的なところでは間違いもありましたが、最後まですんなり入ってきました。 ホームページは会社の顔で営業マンのような存在だという謳い文句は業界では使い古されています。文句もいわず無料で働く営業マンだと昔はいっておりましたが、しかしそれとは違い営業マンもお金を払わないと働かない。ホームページもそれと同じでそれなりのコストをかけないといい働きができないといった言葉で締めくくられました。